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2016/04/06 カンパのお願い ビジネスジャーナルより転載
2013/12/12 国賠ネットワークより
2013/11/10 第十四回 口頭弁論のご報告
2013/09/18 第十三回 口頭弁論のご報告
3月15日午後1時10分、東京地裁709号法廷に小海隆則裁判長の抑揚のない声が響いた。その瞬間、傍聴席は水を打ったように静まり返った。5年をかけた母親の願いはわずか1分で打ち砕かれた。
09年12月10日午後11時過ぎ、転職先の職場の歓迎会を終えて帰宅を急いでいた原田信助さん(当時25歳)は東京・新宿駅構内の階段で酔客らにすれ違い様いきなり殴りかかられ、階段から引き落とされる。さらに男性らは馬乗りになって信助さんの頭を床に打ち付けた。「階段ですれ違い様に痴漢された。お腹を触られた」という女性の一声で騒ぎに駆けつけた駅員からも暴行を受け、信助さんは警察に助けを求めて110番通報する。しかし信助さんを待っていたのは、「痴漢の容疑者」としての取り調べだった。
携帯電話の充電が切れるなどの不運が重なり、信助さんは外部との連絡が取れないまま、新宿西口交番で1時間半にわたり取り調べを受ける。外部との連絡を認めない取り調べは「逮捕・監禁状態」であり、違法捜査そのものだ。信助さんは警官から「新宿署へ行けば電話を貸す。あなたの話を聞くから」と新宿署へ連行された。
しかし、信助さんは新宿署でも徹底的に痴漢の被疑者としての扱いを受ける。刑事は所持品検査や指紋押捺を行い、信助さんが拒否しているにもかかわらず無理矢理に全身写真を撮るなど、人権を無視した違法捜査を行った。これらはすべて信助さんが所持していたICレコーダーに記録されている。
つづきは ビジネスジャーナル 文=上田眞実/ジャーナリスト
平成28年3月15日に、東京地裁709号法廷で開かれた、「新宿署違法捜査憤死事件」の判決を傍聴してきました。原告の原田尚美さん(痴漢冤罪被害者の信助さんのお母様)が提訴されてから実に5年近く経って、第一審の判決言い渡しが行われたのですが、裁判長は早口に「原告の請求を棄却する。」と述べ、訴訟費用も当然ながら敗訴した原告の負担となりました。この間、僅か5秒!小海隆則裁判長は、警察の主張に沿った情けない判決を言い渡しました。
『沙羅双樹の花のブログ』様からの転載です。
【自称被害女性は、法廷で証言するのか?【第15回口頭弁論傍聴記】】
平成25年12月16日に東京地裁第803号法廷で開かれた、「新宿署違法捜査憤死事件」の第15回口頭弁論を傍聴してきました。証人申請についての概要が決まるのは、次回平成26年3月4日の公判になるそうで、代理人の清水勉弁護士によると、4月中旬、遅くても5月中旬には、証人尋問が始まるらしい。
原告の証人申請の予定人数は、原告の原田尚美さんを含め15人、一方被告の東京都は、4人の証人申請をする予定だそうです。その中で特に注目されるのが、自称被害女性の証人申請が認められるか否か!?これで、この「新宿署違法捜査憤死事件」に対する裁判所の姿勢が分かるそうです。要は、真相を究明する気が裁判所にあるかないか・・・でしょうか。
閉廷後に隣接する弁護士会館で、清水弁護士による報告会がありました。ジャーナリストの寺澤有さんや、三宅勝久さんも取材していらっしゃいました。林克明さんは、ツイキャスでこの報告会の様子を実況中継していらっしゃいましたよ。報告会の様子は、YouTubeにアップさせて頂きましたので、関心のある方は是非ご覧くださいませ。
清水弁護士のお話から、証人申請一つをとっても、原告被告それぞれの思惑や意味合いがあるようで、勝訴に向けての効果的な証人の配置(順番)のお話も、誠に理にかなっていると思いました。原告が求める第一番目の証人尋問は、自称被害女性を含む学生3人組で、実際、この3人組が警察から嘘を吹き込まれて、偽証するのか?全くの素人さんには、いくらなんでも裁判で偽証するのは、ハードルが高いと思いますので、警察の意のままに3人組が証言するとは限りませんね。裁判所は、警察の意を汲んで、3人組の証人申請を認めない事もあるのでしょうか?気になるところです。更に、自称被害女性の証人尋問に関しては、裁判的には面白い事になりそうです。何せ、不起訴記録の資料の中には、自称被害女性の顔写真があるのですから。。。
清水弁護士のお話では、自称被害女性が偽証人であったら、警視総監のクビが飛ぶくらいの事件になるそうです。又、本当の自称被害女性が出廷し、証言するのであるなら、それはそれなりに、原告側は、自称被害女性の供述調書の矛盾を突いてくるので、被告の東京都側では、本物偽物いずれも出したくないでしょう。ここが、この裁判の目玉になりそうです。証人尋問の順番としては、この自称被害女性と、信助さんに暴力を振ったとされる男子学生らへの尋問が先で、清水弁護士が仰る様に、時系列で出てきてもらうのが、分かり易いかも知れません。ここポイントなのですが、信助さんが無念の死を遂げた以前と以後では、証人の顔ぶれも意味合いも大きく違ってくるのです。この訴訟では、原告の原田尚美さんへの慰謝料請求も含まれていますので、これに関しては、新宿署署長、警視庁警務部の職員、(特命捜査本部を立ち上げた側の人間)と時系列で証言すれば、この信助さんの痴漢冤罪事件の真相に迫れると言うものですね。
さて、この裁判では、私としても、かなり興味深い証人が出てきそうです。事件と直接関係のない、つまり証人としての価値が余り無い原田宏二氏に対しての証人申請(この公判までは、実際の申請ではなく、メモ書きでおおよそどんな人選にするのかを決める様です。)が、どう評価されるのか・・・原田宏二さんと言えば、元北海道警釧路方面本部長として、警察組織の裏の裏を見てきた方です。その原田さんの証人申請は、即却下されるのではないかと思ったのですが、裁判所は意外にも原田さんから陳述書(意見書)を提出させ、更に話が聞きたいと判断すれば、証人として認められる様です。これは、被告にとって、戦々恐々?もし認められれば、多くの国民に警察の実態を知って頂く絶好の機会になりそうです。是非とも実現して欲しいものです。
更に意外だったのが、黄海新宿署副署長の証人申請をしない理由とJR職員(信助さんに暴行したとされる)への証人申請が見送られた理由。ここら辺は、清水先生のお話を映像でご覧頂けると、よく分かります。裁判では勝ちたい気持ちも大切ですが、訴訟の過程で、繰り返し警察官に偽証させる事により、現場の警察官から意識を変える・・・と言う事も、大切なのでしょう。やはり、警察官も人の子ですから。。。積み重ねるうちに、自分たちが日常的に行っている人権侵害への意識変革も、期待できるかも知れません。長い道のりでしょうが。
次回公判は、来年の3月4日(火曜日)の11:00から 709号法廷で開かれます。自称被害女性の証人申請が認められるのか!?原田宏二さんの証言が見られるのか?警察としては一番制御しにくい3人組の申請は?ついに山場を迎えましたので、多くの方の傍聴を私からもお願い致します。
【原告が立証計画を提出】 原告 原田 尚美
●9月17日(火) 東京地方裁判所にて、第13回口頭弁論が開かれました。
期日前の9月13日に、原告は、息子 原田信助の録音を法廷で再生、検証して頂きたいという【検証申出書】を、裁判所に提出しました。
◇原告は、裁判所に【甲14号証】※「2010年1月11日に、原告が新宿警察署にて、黄海副署長から説明を受けた会話の音声データ」と、その【証拠説明書】を提出。
◆被告東京都は、[準備書面(7)]を提出しましたが、依然として、事件発生現場の変遷の根拠や防犯カメラ等の物証には一切触れていません。
●11月5日(火)の第14回口頭弁論に向けて
◇原告は、10月4日(金)【準備書面(7)】、【甲15号証】(110番の仕組み)と、その【証拠説明書】を裁判所に提出。
【準備書面(7)】では、新宿駅西口交番の警察官が新宿署の井上警部補に連絡をした際、口走った「それ別件別件」について、再度求釈明を求めました。
◆被告東京都は、10月22日(火)付けで、[検証の申出に対する意見書]を提出し、「音声データ【息子 原田信助が録音した新宿署の取り調べの一部始終】を(法廷で)検証する必要性は認められないから、本件検証申出は、速やかに却下されるべきである」と主張しました。
◇10月29日(火) 原告は【立証計画】を裁判所に提出し、証人尋問を行う人証及び予定時間の計画と、その必要性について陳述(記)しました。
●11月5日(火) 東京地方裁判所にて、第14回口頭弁論が開かれました。
裁判長から、原告の代理人に「原告側証人の『陳述書』を、次次回の期日前に提出してほしい」というお話がありました。裁判長が「警察官を(証人として)・・」と仰った際、原告の代理人が「警察官だけではありませんよ」というやり取りもありました。
また、裁判長は、東京都の代理人に「原告の【立証計画】に対する意見と、被告側の【立証方針】があるなら、次回期日までに提出してほしい」と仰いました。
◆被告東京都の代理人は、「一ケ月半位かかる」と回答しましたが、裁判長の「12月13日までに提出できませんか」との問いに、「提出します」と回答しました。
◇休廷後、隣接する弁護士会館5階504会議室にて、清水勉主任弁護士による報告会が開かれ、【立証計画】で人証とされた15人についてのご説明がありました。
清水勉弁護士は、最後に「警察はこういう酷いことをするということを、国民は知っておくべきですね」と仰いました。
【立証計画:15人の証人について】
自称被害女性(氏名不詳) 被害を自称した女性
訴外甲(氏名不詳) 一緒にいた男性 (【甲10号証】訴外甲による被害者原田信助に係る暴行被疑事件(平成22年検第14522号)については捜査記録が存在する)
訴外乙(氏名不詳) 一緒にいた男性
原田宏二(元北海道警察釧路方面本部長) 警察組織や業務の実情に精通している第三者としての証人
山岸薫(巡査長)(110番受理者) 息子 原田信助が暴行を振るわれて最中にかけた、110番通報の受理者
平岡雅大(巡査部長) 新宿駅西口交番における不法行為 ①故原田の110番通報について事情聴取をしなかったこと ②110番通報者である故原田を新宿駅西口交番に監禁したこと ③故原田の帰宅希望や架電希望を拒絶したこと ④故原田に「被害者として新宿署に行く」と騙して、連行したこと ⑤故原田に録音中止を求めたことの違法性
宿利貴征(巡査) 6に同じ
井上美佐雄(警部補) 新宿署において故原田及び自称被害女性ら3人について取り調べを行い、翌年1月26日には自称被害女性の「被害届」を作成した。
安平義則(警部補) 故原田からの事情聴取を直接的に担当していた。
大倉孝幸(巡査部長) 新宿署において故原田及び自称被害女性ら3人について取り調べを行い、「取り扱い状況報告書」を作成した。
永嶋晴美(新宿署巡査部長) 自称被害女性について「被害状況の再現」と「写真撮影」を行う際、自称被害女性が被害を受けた場所は【駅構内の階段】だったはずであり、すれ違い様に腹部を揉まれたと申告していたのに、新宿署内の講堂(平坦な場所)で被害状況の再現を行なっており、しかも静止状態で写真を撮影している。 また、平成22年1月21日付供述調書に、被害を受けた場所は【階段又は通路】と記している。
立延哲夫(警視正)(新宿署署長) 自称被害女性が、犯人は故原田ではなかったと説明し、故原田を被疑者とする事案は終結しているはずであるのに、「本件は、被疑者の身勝手な行為で犯行を頑なに否認するなど、許されるべきものではない」とし、故原田の自殺後に、犯罪捜査規範にない【特命捜査本部】を設置し、故原田を被疑者とする迷惑防止条例違反事件の捜査を遂行し、被疑者死亡で送検している。なぜこのような異常な捜査が行われることになったのか、警視庁本部との連携の実態を含めて明らかにする必要がある。
松浦克弘(警部) 【特命捜査本部】の責任者
警務部訟務課職員(氏名不詳) 警視庁本部が訟務対策として、新宿署に【特命捜査本部】を設置させ、警察官の対応を正当化するための捜査を行わせるよう、直接 指示をした人物。
原告本人(原田尚美)
今回の口頭弁論と報告会には、いつも傍聴ご支援下さる方々や、インターネットを通じて知り合った方々、仕事の合間に来て下さった方、新宿駅で目撃者探しにご協力下さった方々にご参加頂きました。
【国賠ネットワーク】の土屋翼氏、【犯罪被害者家族の会】(ポエナ)の小林邦三郎氏・出口広子氏にも傍聴ご支援を頂きました。
皆様、お忙しい中、本当に有難うございました。
息子が急逝して、四回目の命日を迎えようとしています。
息子はきっと側にいて、裁判の行方を見守ってくれていると信じています。
12月16日(月) 11:00より、東京地方裁判所 803号法廷で、第15回口頭弁論が開かれます。
これからもご支援を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。
9月17日(火)11:30より東京地方裁判所、709号にて第十三回口頭弁論が開かれました。
休廷後、隣接する弁護士会館にて原告代理人 清水勉弁護士による報告会が開かれ、裁判の現状や今後についての説明がありました。詳細は下記動画にてご確認下さい。
次回 第十四回公判は
11月5日(火)10時より 東京地裁 第709号法廷で開廷されます。
皆様の変わらぬご支援宜しくお願いします。
東京地裁709号法廷 第12回口頭弁論
今回の公判に先立って、原告側代理人から東京地方裁判所に準備書
【甲10号証】作成者:東京地方検察庁検察官検事 和田澄男 作
◇被害者原田信助に係る暴行被疑事件(平成22年検第14522
【甲11号証】作成者:(株)日本記録士協会所属 記録士 吉本 洋子(反訳者)作成年月日:2010年1月11日
◇特命捜査本部において、亡信助を被疑者とする都条例違反事件の
【甲12号証】作成者:●● ●● (集団暴行事件の目撃者の方)作成年月日:2010年10月17
◇平成21年12月10日午後11時過ぎ、JR新宿駅の総武線ホ
今回の法廷で、原告側は再度、被告東京都に「求釈明の回答」を求
東京都側の代理人は、今回も「(回答に)二ヶ月位かかる」と回答
裁判長から、原告側代理人に、乙31号証(息子 原田信助が録音したICレコーダーの音声データ)と甲11号証(
また、原告側代理人が証人喚問について言及したところ、東京都側
第13回口頭弁論は、9月17日(火)午前11時30分〜 東京
裁判長が、息子 原田信助が録音したICレコーダーの音声データと、私 原田尚美が録音した新宿署黄海副署長の音声データを、裁判所で公
これからもご支援を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。
原告 原田尚美
※ 休廷後、隣接する弁護士会館にて原告代理人である清水勉弁護士による報告会が開催され 裁判の状況、争点についての説明がなされました。
詳細は以下動画にてご確認下さい
次回 第十三回口頭弁論は
9月17日(火)午前11:30分〜 東京
皆様の変わらぬご支援よろしくお願いします。
5月20日(月)午前11時00分より 東京地裁 803号法廷にて
第十回口頭弁論が開かれました。
休廷後、隣接する弁護士会館にて原告代理人である清水勉弁護士による報告会が開催され 裁判の状況、争点についての説明がなされました。詳細は動画にてご確認下さい。
3月5日(火)午前11時30分より 東京地裁 709号法廷にて
第十回口頭弁論が開かれました。
休廷後、隣接する弁護士会館にて原告代理人である清水勉弁護士による報告会が開催され 裁判の状況、争点についての説明がなされました。詳細は動画にてご確認下さい。
次回、第十一回口頭弁論は
5月20日(月)11時より、東京地方裁判所第803号法廷にて開廷されます。
今後共、変わらぬご支援よろしくお願いします。
※関連記事
【矛盾だらけの操作記録】 新宿違法捜査事件第10回口頭弁論と報告会
(沙羅双樹の花のブログ)
12月17日 東京地方裁判所803号法廷にて第九回口頭弁論が開かれました。
休廷後、隣接する弁護士会にて、主任弁護士清水勉氏による報告会が開催され、今回の口頭弁論で明らかにになった「検察と警察の溝」、計らずもJRが提出した証拠資料から透けて見える事件の闇についての説明がなされました。
次回、第十回口頭弁論は
2013年3月5日(火)11:30から 東京地方裁判所 709号法廷で開かれます。
皆さまの変わらぬご支援、よろしくお願いします。
【ニコニコ生放送 インタビュー特番】
今年の12月11日は、信助さんの3回目の命日です。
法要が営まれるその日に、母・原田尚美さんに、
裁判の行方や現在の心境について、うかがってみたいと思います。
10月16日(火) 東京地方裁判所 第709号法廷
にて、第八回口頭弁論が開廷されました。
今回の公判では、新たに、原告側より事件の隠蔽にJRが積極的に関与していた可能性についての指摘がなされました。
次回公判は 12月17日(月曜日)11時30分~ 東京地方裁判所803号法廷 で開かれます。
変わらぬご支援 よろしくお願いします。
【関連記事】
裁判傍聴 新宿署違法捜査憤死事件・第8回口頭弁論と報告会 (沙羅のFXブログ)
平成24年9月29日にスター貸し会議室(新宿区四谷)で行われた
「明るい警察を実現する全国ネットワーク」主催のシンポジウム
だれのための捜査だったのか? より
第二部の原田宏二氏のご講演の様子を撮らせて頂きました。
元北海道警釧路方面本部長の同氏が、新宿署違法捜査憤死事件
(原田信助氏の冤罪事件)について詳細に分析しています。
7月10日(火) 東京地方裁判所 第709号法廷
にて 第七回口頭弁論が開かれました。
原告代理人は、前回の口頭弁論で、新宿署が事件捜査の為に設置したと主張する「特命捜査本部」について(同様の事件に関してその様な前例が無い事から)、被告に対し設置に至る経緯、法的根拠等の説明を求めました。被告側の回答は「特別捜査本部とは、新宿署内の捜査体制を表現しただけのものであり、法令等により設置基準等が定められているわけでもなく、捜査対象者が取り調べの直後に死亡した異例な事態に対応して」という 被告側の求めた具体的根拠とは程遠いものでしたが、裁判長より「全国の事は判らないかもしれない、警視庁についても判らないかもしれない、しかし、新宿署における特別捜査本部の設置条件についてちゃんと説明しなければ 回答にならない」との指摘があり、具体的な回答は次回口頭弁論に持ち越しとなりました。
※原告、原田尚美さんのブログに今回の口頭弁論の要旨が掲載されています。
よろしくご高覧下さい。
第8回口頭弁論は10月16日(火)11:30~ 東京地方裁判所 第709号法廷
にて開廷されます。
変わらぬご支援よろしくお願い申し上げます。
【関連記事】
新宿署違法捜査憤死事件の第七回公判 特命捜査本部への応答なし
(レイバーネット)
(5月28日発売)平塚 俊樹氏著 『証拠調査士は見た! すぐ隣にいる悪辣非道な面々』(宝島社)
の 事件に関する記述抜粋PDFを著者のご好意により貼らせていただく事ができました。
クリックして保存→ http://goo.gl/hRmu
上記Amazonのリンクより書籍の購入もできます。
よろしくご高覧ください。
《第六回 口頭弁論のご報告》
2012年5月8日(火)10時10分より
東京地方裁判所 第709号法廷にて 第六回口頭弁論(相澤哲裁判長)が開かれました。
原告代理人は、新宿署が事件捜査の為に設置したと主張する「特命捜査本部」について(同様の事件に関してその様な前例が無い事から)被告に対し設置に至る経緯、法的根拠等の説明を求めました。しかし、今法廷ではそれらに関する回答は無く、次回口頭弁論迄に「書面にて回答する」という事で休廷となりました。
次回、第七回口頭弁論は
7月10日(火)11:30 より 同じく 東京地方裁判所 第709号法廷にて開廷されます。
変わらぬご支援よろしくお願いします。
関連記事
・ 新宿署が設けたとされる「特命捜査本部」なるウソ臭いものの正体は?
【動画:第六回 口頭弁論報告会】
休廷後 隣接する弁護士会館で開かれた報告会の模様をアップしました。よろしくご視聴下さい。
《第五回 口頭弁論のご報告》
2012年3月6日 午前11時より第五回口頭弁論が東京地裁709号法廷
(相澤哲裁判長)にて開廷されました。
今回の公判に先立つこと約一ヶ月前、当初より原告側が要求してきた事件に関する関係者の供述調書等、警察が作成した事件記録の提出が、裁判所を通して検察より為されました。
提出された資料は約300頁にも及ぶものであり 詳細な検証及び反証に関しては、今回の公判ではでは行われず、今後の公判への持ち越しとなりましたが、現段階のおおまかな検証でも多くの矛盾点が原告の弁護団より指摘されています。
警察が作成した事件記録が提出された事により、当国賠の目的である警察の違法行為を証明する糸口を得ることができました。しかし、この裁判が国賠訴訟であることを踏まえれば、今後とも長く厳しい裁判が続く事が予想されます。
公判後に隣室で行われた報告会にて、主任弁護士清水勉氏と当裁判の支援者である原田宏二氏により、提出された事件記録の幾つかの代表的な疑問点や矛盾点に関しての解説がありました。
《第三回 シンポジウムのご報告》
2012年2月4日、水道橋の「たんぽぽ舎」にて シンポジストにフリージャーナリストの寺澤有氏、林克明氏を迎え『繰り返される冤罪の背景・・警察と司法の問題点を考えるシンポジウム』を開催しました。
警察、司法の腐敗に関して長年取材をされている寺澤氏と、当初よりこの事件(新宿署違法捜査札事件)を継続的に取材されている林氏によって、改めてこの事件の違法性、そして現在の警察の抱えている問題点が浮き彫りになったと思います。
当日は多くの方々にご参加頂き、誠にありがとうございました。時期はまだ未定ですが 支援会としては継続してシンポジウムを開催して行く予定です。今後とも変わらぬご支援宜しくお願いします。
■ ご参加頂いた有志の方による「シンポジウムのまとめ動画」です。よろしくご視聴下さい。
《第四回 口頭弁論のご報告》
2012年1月17日(火)東京地裁709号法廷にて第四回口頭弁論が開廷されました。
原告の度重なる証拠開示請求に対して被告の東京都は、「信助さんを迷惑条例防止違反で送検した際の証拠は検察が保有している。裁判所を通して取り寄せる手続きしてる」として 争点である証拠の開示は次回以降の法廷に持ち越しとなりました。
次回、第五回口頭弁論は
2012年3月6日(火)午前11時より、同じく東京地裁709号法廷で開廷される予定です。
遅々として進まぬ裁判に苛立ちがつのりますが、着実に一歩ずつ前進していると確信しています。
皆様の変わらぬご支援宜しくお願いします。
※関連リンク
THE INCIDENTS 『新宿痴漢冤罪死国賠訴訟、「死人に口なし」の態度を貫く警視庁』
レイバーネット 『新宿駅痴漢冤罪者憤死事件」証拠ビデオ映像提出が争点に。』
ガジェット通信 『警察に都合の悪い証拠でも、検察は提出するのか?痴漢容疑めぐる裁判の焦点に』
【公判の後 隣接する弁護士会館で開催された報告会の模様】
《 事件記事のお知らせ 》
My News Japanにて フリージャーナリスト林克明氏による事件の詳細記事が配信されています。よろしく、ご高覧お願いします。
原田信助はなぜ命を絶ったか-1 痴漢えん罪の青年が自殺「息子は新宿署の取調べに絶望した」
原田信助はなぜ命を絶ったか―2 自殺した痴漢冤罪青年による110番通報の謎 目撃者、続々現れる
第二回「原田信助さんの国賠を支援する会」シンポジウムが開催されました。
11月19日、水道橋「たんぽぽ舎」にて 主任弁護士である清水勉氏、ゲストに道警の裏金問題を自ら告発した元警視長 原田宏二氏、フリージャーナリストの渋井哲也氏、三宅勝久氏の両氏を迎え、「司法と警察の癒着、繰り返される冤罪事件の背景」をテーマにシンポジウムを開催しました。
シンポジウムの動画がUPされています。よろしくご視聴ください。
《第三回口頭弁論&報告会について》
「新宿署違法捜査憤死事件」の第三回口頭弁論が
2011年11月8日(火) 午前11時半~ 東京地裁709号法廷
にて開かれました。
当初から原告は、被告(東京都)が信助さんを東京都迷惑防止条例違反で送検する際に証拠にしたと主張する、新宿駅改札付近での監視カメラの映像及び、供述調書の提出を被告に要求していますが、今回の公判でも証拠は提示されず 被告は「これから確認します」という答弁に終始しました。
「証拠に基づかない被告の主張は『捏造』ではないか」原告代理人(清水勉弁護士)が強く詰め寄る場面もありましたが、証拠の提示に関しては次回公判へ持ち越され、被告側の曖昧な答弁を結果的に受け入れている裁判所の姿勢にも疑問を持ちざるを得ない公判となりました。
裁判終了後、隣接する弁護士会館にて原告代理人 清水弁護士による報告会が開かれました。
報告会の模様は以下動画にてご確認下さい。
次回、第四回口頭弁論は
2012年1月17日(火) 午前11時~ 東京地裁709号法廷 にて開かれます。
今後とも皆様の変わらぬご支援 宜しくお願いします。
※関連リンク
(ニコニコニュース)
原田宏二氏講演会 in 早稲田大学
「知られざる日本警察、身近にある権限拡大と違法捜査の検証」
「市民の目フォーラム北海道」代表であり、当会の支援者でもある原田宏二氏が、平成23年10月27日、早稲田大学教育学部共通科目・人権への視座Ⅱ(岡村遼司教授担当)の公開授業の一環として、「知られざる日本警察 身近にある権限拡大と違法捜査の検証」と題して講演されました。
日時 平成23年10月27日(木) 午後4時30分~午後6時まで
場所 早稲田大学キャンパス 14号館501教室
講演骨子
第1 警察を知るキーワード
第2 つくられた警察神話の崩壊
第3 警察腐敗の内部要因
第4 警察権力の暴走を許す社会的要因
第5 警察捜査の抜本的改革
新刊本のご案内
あの稲葉元警部が懺悔録を出版
驚愕の違法捜査、その真相を明かす
今から9年前の夏、平成14年7月に北海道警察(以下、道警という)の現職警部が、道警薬物対策課に覚醒剤使用の疑いで逮捕された。
道警始まって以来とも言われた幹部警察官の前代未聞の不祥事は、道警に深刻なダメージを与えた。
そして、マスコミの多くは、彼を希代の悪徳警察官として大々的に報道した。
その元道警銃器対策課警部の稲葉圭昭氏が、在職中の懺悔録ともいうべき「 恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」を講談社から出版する。
稲葉氏は、平成4年から始まった警察庁主導の拳銃摘発キャンペーン「平成の刀狩り」で道警銃器対策課のエース刑事として活躍、その功績が買われて警部に昇任し、道警本部長からは「銃器捜査技能指導官」に指定されていた。
彼は、覚せい剤使用・密売目的所持、拳銃の不法所持という罪の全てを認め、懲役9年の判決を受けて服役した。
その裁判で彼は、銃器対策課による大量の覚せい剤や大麻の密輸の見逃しなど、同課の数々の組織的な違法捜査を告発するが、判決は道警の組織的問題には一切触れず、道警は全てを事実無根と黙殺した。
9年間の刑期が終わった今でも、彼は償いが終わったとは思っていない。
罪を懺悔しつつ、警察の拳銃摘発や暴力団捜査等の実態を赤裸々に述べている。
そこには、警察の異常なノルマ主義、幹部による裏金づくり、警察と暴力団との黒い関係等、知られざる警察の驚くべき真相とそれに次第に飲み込まれていく現場の警察官の姿がある。
「市民の目フォーラム北海道」代表原田宏二(元道警釧路方面本部長)は、「平成の刀狩り」が始まった平成4年当時の道警防犯部長で彼の上司だったが、平 成16年2月、道警の裏金疑惑を告発、その動機の1つが稲葉問題に対する道警上層部の無責任な対応に対する憤りだったと説明している。
原田は、同書の巻末で、稲葉問題の背景を詳しく解説しているが、同書の帯にその要約がある。
北海道警察は、稲葉だけを"悪徳刑事"仕立てることで組織を防衛した。
しかし、当時の道警幹部のうち何人が、稲葉を非難できるというのか。
彼らは、稲葉が挙げてくる拳銃摘発の実績を失うのが怖かったのか、または道警の組織的ダメージを考えると手が出なかったのか、そのいずれかの理由で稲葉の"暴走"を見て見ぬふりをしてきたのだ。
あれから9年、道警は何も変わってはいない。
今こそ全国の警察は、稲葉の話に耳を傾けるべきではないか。
原田宏二(元北海道警察釧路方面本部長)
事件の新しいのチラシができました。
一人でも多くの方に事件について知って頂きたいと思い、「事件概要」のチラシを作成しました。
チラシは下記リンクよりダウンロードできます。
事件の告知にご協力頂きますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。
・「原田信助さんの国賠を支援する会」主催 シンポジウムが開催されました。
あの日原田信助さんに何が起こったのか?「恒常化している警察の違法捜査の実態」を考えるシンポジウムが8月21日
シンポジストに
市民の目フォーラム北海道 代表(元道警釧路方面本部長) 原田宏二氏、
The incidents 主催 フリージャーナリスト 寺澤有氏、
国賠ネットワーク 代表 土屋翼氏、
を迎え開催されました。
多くの方々にご参加頂き、とても有意義な会となりました。
講演の模様は動画にてご確認ください。
第一部 原田宏二氏の講演の模様。
第二部 パネルディスカッションの模様